敬老の日によせて

皆さま、様々な意味でホントにお疲れさまです!

20190913

16日は敬老の日です、もう両親共々祖父母も亡くなって非常に寂しい片野ですがここで思い出話しを一席・・・。
祖母との思い出のほうがたくさんあって話題にしやすいけど、今日は祖父のことを。

8月6日の夏休み中のブログに書いたように長期の休みには和歌山の伯母の家に滞在することが多く、そこへたどり着くまでの道中も結構楽しかったのを覚えています。
(ちなみに付き添って送っていくのはそれぞれの子供たちの親ではなく、伯父か祖父というのが定番でした。)

神戸の伯父の運転で向かうときはクイズやしりとりや歌合戦で盛り上がり子供たちは飽きることなく車中で楽しく過ごしました。
それ以外の移動方法は祖父(明治33年生まれのおじいちゃん!)の引率で電車を乗り継ぎながら行くコースです。

紀州和歌山への電車の旅はワクワクして、皆がそれぞれにはしゃいだものです。
とにかく列車の窓の外にキラキラ光る海が見えたら「うわぁ—っ・きゃぁぁーっ!!」

手にステッキを持ちパナマ帽をかぶったおじいちゃんはあっちこっちに動き回る孫たちを「コラっ」と短い一声で集合させるつわものでした(笑)

さすがに明治の男!超威厳があった!!
実は非常に無口でシャイな祖父は親戚内では「あっつ のおじちゃん」と呼ばれていたのです。
私たち孫からすれば、あ行ではじまらない名前なのに?なんで??と思っていたけど最近、母の従姉妹から謎を解いてもらいました。

何故かというと、非常に無口な祖父がやっと声を発して「あっ」と言ったあと、皆が何を話すんだろう?って待っていると何事もなかったかのようにニヤッと照れ笑い・・・期待に応えずそれ以降の言葉がなく、おわってしまうから...(爆笑)

そういえば私もおじいちゃんとの会話が思いだせないカモ。
「ミチ・・・」と孫の名を短く呼ぶ声、話しかけたら首を縦か横に振って返事をして頭をなでてくれる、手をつなぐ、というリアクションだけで孫たちと充分なコミニュケーションをとっていたなんて、スゴイゾおじいちゃん! と今になってそう思います、とっても懐かしいです(笑)
こうやって思い出すことも供養になってるかなぁ?

さて、昨日から急に涼しくなりましたが、また暑さがぶりかえすとも聞いております。
くれぐれも気をつけてくださいね。
そして、停電や断水でご不自由をされている皆さまが早く日常の生活に戻れますようにとお祈りしています。

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