ごらんください!!
毎年いただく魅惑の干し柿です(感謝!)
今年もこの干し柿に出会えたぁ♪
と、あまりにも喜びすぎて、そして食べることに意識が向きすぎて、写真を撮るのをすっかり忘れておりました。
家人に云われなければこの残された干し柿までも胃の中に消えてしまうとこでした(笑)
とてもとても大きくて、どうしてこんなに甘くジューシーな仕上がりになるのか?! と毎年感動しています。
これはまさに名人技!!といっても良いと思います。
ご自宅に生る柿だけではなくて、丹波の篠山まで柿を求めに行かれるそうなので、やっぱり素材自体かなり上等なものだとご推察いたします。
私が作った干し柿はこんなにふっくらとした美味しいものにはならなかった。
もっと萎んでカチカチに固くなって、甘さも控えめだった・・・。
修行だっ! 修行だっ! 修行だーっ!
いつか弟子入りさせてもらわねば・・・と真剣に思う片野です。
ほんに不思議なことですね。もとは渋柿なんですよっ!あの渋柿がこんなに甘くなるなんて、ネっ!!
ところで皆さん、渋柿を齧ったことありますか?!
子供のころのことですが・・・
母の実家の御用で真言宗のお寺へ行き、その本堂の裏庭で初めて会った女の子と意気投合して遊んでいました。
飛んできた落ち葉やどんぐりがいっぱい敷き詰められた裏庭には柿の実がたくさん生っている2本の木がありました。
その木に登りたくなった我々は親たちが本堂に居る間に実行に移しました。
もちろん・・もちろん・・出来心ですよ!
木に登っただけでもお仕置きものなのに、柿までもいでふたり一緒にガブリと齧ったのです・・・
我々ふたりは見事、柿泥棒という悪事を働いた天バツが下り、渋いという言葉の意味を初めて身をもって知ることになるのです。
普段とても優しい母にみっちり叱られました。
渋さで口がひょっとこみたいになって涙目をしている私を見て最後はこらえきれずに伯父や伯母たちにも大笑いされました。
この渋柿が魅惑の干し柿に変身するとは夢にも思わなかったし、「渋柿恐るべし!」と忘れられないトラウマを子供心に刻みつけた片野でした(笑)