明日の夜は年に一度の大イベント・みなと神戸の花火大会が開催されます!!
皆さま、夏の佳き思い出づくりに見に行かれませんか?!
(ちなみに花火師さんは「岸火工品製造所」)
子供のころの花火といえば夏の夜のお楽しみでしたね。
家の前に大きめの縁台(えんだい)があって、ご近所が集まってのんびり夕涼み。
大人はうちわを使いながら、そのそばで花火をする子供たちを見守っていたんだな―。
「お風呂に入ったんやし汗かかんように、あんまりほたえたらあかんよ!」って近所のおばちゃんに言われたり。
大人が分け隔てなく子供全員に目を配って声をかける時代でした。
但し、そこは子供です...花火の最後のほうで「ドラゴン」に点火されると、「うわぁぁ!」って、はしゃぐはしゃぐの大騒ぎ(笑)
ご存じですよね、ドラゴン?!
目の前でシュワァ―って吹き上げるあの花火はちょっとコワイけど凄くてキレイ!!だと私は思っていました。
鼻の頭にちょんとつけた、塗ると真っ白になるあせもの薬が汗で流れおちるころようやく終焉の時間となります。
そして本当にこれが最後だよって、皆の気持ちを静めるのにピッタリな線香花火で終えるのです。
「楽しかったぁ~おやすみ~」と云いながらそれぞれの戸口に別れていく情景が今でも目に浮かびます。
つい先日ですが、たまたま家庭用花火がテーマのテレビ番組を見たんです!
その中で、「太田煙火」5代目の太田さんが日本で唯一のドラゴン職人さんだと知りました。
ドラゴンが昔からずっと今も変らないパッケージなのにビックリしたり、火薬類取締法という法律の為、花火づくりには広大な敷地が必要だと知りました。
原料置場や、火薬類一時置場、填薬(てんやく)仕込工室などのそれぞれの建物間の距離をあけないと危険だから広大な土地がないとダメなんだそうです。
そんな理由で驚くほど山奥、ものすごく山奥で、私たちの大好きなドラゴンは手づくりされていました!
一日約4000個、すべてが手作業ですよ!!
火薬の量が1グラム違うだけでも燃えかたが変わってくるから、火薬詰めは太田さんの素手で作る感覚が大切なんだそうです。
原料の高騰で10年前に一時製造が中止され、その後ネットで太田さん自らが呼びかけて有志の協力を得て復刻版ができたというお話しも胸に響きました。
今のパッケージにはその支援者のお名前が印刷されてるそうです。
久々に片野のノスタルジーに火をつけた(花火だから・笑)素晴らしき番組でした❤