こんにちは、片野です。
お野菜を買いに行った店先で乾物を売っておられたので、お出し用の「いりこ」があるかなぁと思い、立ち寄りました。
ちりめんじゃこ、丸干しも美味しそうと...目を泳がせていくとそのそばに突き刺さるようにペラペラの干魚がはためいていた!
これはなんだ? 見えますでしょうか?
ほら、怪しいでしょ(笑)
お店の奥さんが教えて下さいました。
お名前は「デベラかれい」
広島の尾道の人には馴染みぶかい干し魚なんですって。
初めて見たので念の為どうやって食べたらおいしいですか??と尋ねてみました。
尋ねといてよかった!
だって「カナヅチでたたいて食べるんよ」とおっしゃるではありませんか!
最初
店のひと「カナヅチ もってはるでしょ」
わたくし「えっ、今は持ってない...金槌...ですか?」とおもわず変な受け答えをした私を無視してお店の奥さんは「カナヅチでたたいてたたいてたべるんよ」と続けるので、へぇ〜っと目が点になりました。
いきなり「カナヅチ」がいるよ〜といわれたらビックリしますよね(ひぇ—っ)
柔らかくなるまでカナヅチでたたいてから、あぶってそのまま食べてもOK!
甘辛く味付けたりして食べてもおいしいし、マヨネーズ醤油に七味唐辛子をつけてもいいね〜と言われたら、もう買わずにはいられませんでした。
あぶったのをお茶漬けで食べても最高!! 食品添加物なんぞ使っていない、よく干してあるから日持ちがする♪
ちょっと恨めしげにみえないか...
諸説あるようですが、手のひらを広げたような形から「手平」デベラとよばれるようになったんじゃない?って。
本当の名称はタマガンゾウビラメというそうです。
冬になると尾道の海岸ではペラペラのデベラがずらーっと干された光景が見られるんですって。
ぜひ、今夜食べたいのですが、
どんなふうに、この「でべらガレイ」をたたけばよいのかな?!
座布団にビニールを広げてまな板を乗せて...準備はよろしいでしょうか(笑)