京都・神社巡りの旅

こんにちは、かたのです。

さて、先週の続きになりますが、大石酒造さんをでて次に向かったのは京都嵐山にある松尾大社。

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赤い鳥居の上部に柱と柱を結ぶ注連縄があります。
そしてそこに何やら枯れてみえる榊の小束がたくさん下がっていますね。
これはその昔、月の数だけ(平年は12束、閏年は13束)細縄を垂れて、月々の農作物の出来具合を占った「脇勧請」と称されるもので、今回私が数えてみると12束でした(正解!)
但し、資料が現存していない為、詳しい占い方は不明なのだそうです。
でも農作物の吉凶の判断に使われていた事実を今に伝える貴重な風俗です。

こちらの松尾大社は酒づくりの神様として有名な神社で、境内にはたくさんの酒樽がありました!!
そして神主さんおすすめのお酒の試飲があり、先程大石酒造さんで飲んだお酒に味をしめて、その列に並びかけた片野ですがちょっと時間がさしせまっていたのでここでは涙をかわりに飲んであきらめることに・・・(ひぃーん)

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次にまわったのは京都でもっとも古い<上賀茂神社>です。

上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷(かもわけいかづち)神社」。
(かたのはその昔、何故か試験にでると思って覚えたのです・ 笑)

雷(いかづち)の御神威により、厄を祓いあらゆる災難を除き給う厄除(やくよけ)明神・落雷除・電気産業の守護神として広く信仰されております。

そして写真にあるように全国各地の神社で時折見かけ戴くことができる「清めの砂」の発祥が、実はここ上賀茂神社なのです。

上賀茂神社の二ノ鳥居をくぐってすぐ正面に、重要文化財の「細殿(ほそどの)」があります。
細殿は天皇や上皇が社殿参拝の前に装束などを整えるための御殿でこの細殿の前にあるのが、円錐型に整えられた一対の見事な盛り砂。
「立砂(たてずな)」と呼ばれるこの円錐形の立砂こそが、前述の「清めの砂」の起源となったものなのですって。
でも人気がありすぎて一包み500円で売ってるはずの「清めの砂」が完売してました・・・。
平和な令和時代を過ごす為買って帰りたかったのにぃーほんとにザンネンなり。

さてさて、明日の15日は「葵祭り」です。
京都御所を出発し、そして下鴨神社から上賀茂神社へと市内を練り歩く平安王朝の「路頭の儀」の行列は優雅ですよね〜。

だけどもう何年も葵祭りを見に行っておりません。。。雅(みやび)とは縁遠くなった私でございます。

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