映画はたまに観に行きます。
スターウォーズ以外にも。
話題作は必ず押さえるタイプではありませんが、ここ数年アカデミー受賞作は何かしら観ている気がします。
「ラ・ラ・ランド」、「セッション」…
ノミネートされる前から気になっていた「シェイプ・オブ・ウォーター」を先日観てきました。
「パンズ・ラビリンス」のギレルモ監督の新作と聞いてずっと楽しみにしていました。
声を出すことのできない女性が水中に住む人ではない不思議な生き物と心を通わす逆人魚姫とも言えるダークファンタジーです。
ミュージカルを思わせるような流れるような動きの美しい映像と一筋縄ではいかない登場人物たち。
設定は60年代と少し前なのですが障害・人種・性的嗜好をめぐる差別など現代と全く変わらない問題が描かれています。
所々に笑えない毒がちりばめられていて子供には見せられない(R15+!)作品ですが、込められたメッセージはとても深い気がします。
「言葉が通じなくても彼(不思議な生き物)は私を見てくれる」
限られた人としかコミュニケーションができない孤独な主人公のセリフです。
互いを理解し合うために必要なものは一体何なのか…主人公を含めた女性たちのファッションも素敵で宮田の好きな映画がまた1本増えました。