先日いただきもので久方ぶりにわたくし片野の口にヒットを打ちこんだのは創業160年越えの京菓子司、満月本店の銘菓≪阿闍梨餅≫。
最近まで、鯛焼き・ぜんざいなど温かい小豆(あんこ)は食べるのに冷たい小豆の和菓子は食べないなど、今思えば我儘の極致でした。でも心いれかえたのです。本当に申し訳ございませんでした!( 誰に謝っているのやら… )
どれだけ損をしていたのでしょうか...そして家人はどれだけラッキーだったのでしょうか、わたくしの分までほぼ全部食べていましたから(笑)
阿闍梨餅、見た目は小さなミニどら焼き。粒餡を餅生地で包んで焼き上げたという半生の皮部分はしっとりした噛み心地で、あっおいしい! ! とおもわず声がでました、「まだ飲み込んでないやろ—」と家人につっこまれましたが。。。
餅生地も好みだったけど粒餡が甘さ程よくコクがある旨味でヨカッタ!
この粒餡は丹波大納言の小豆で作っておられますが、昨年大凶作で収穫量が不足したため満月さんは致しかたなく通常にはなかった定休日を設けて対応されているとの事です。
満月さんでは「阿闍梨餅」・「満月」・「京納言」・「最中」の菓子4種類のみ販売されています。
お菓子屋さんで4種類というのは少ないと思いますが、1種類の餡で1種類の菓子しか作らないという考えぬかれた基本の職人魂があるそうです。
老舗の名にかけて弛まぬ努力をされているのはこの餡作りの方針から伺えますね。
京都に通学していたので、実はかなり以前から満月さんのことは存じあげておりました。しかしながら和菓子が苦手だったせいでご縁なく過ごしてきて、本当にもったいないことをしました。
この年齢になってからでも和菓子の美味しさに気付けて心からよかったと思います!!
河島からもらった広島銘菓「生もみじ」も今からゴチになります♪