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100%オーガニックコットンのリバーシブル綿毛布

綿の栽培および製造過程が地球環境に優しいということからその知名度を上げたオーガニックコットン。徹底した管理のもと3年間農薬や化学肥料を使用しない農地で、無農薬有機栽培されたものだけがオーガニックコットン「有機栽培綿」とよばれます。
農薬や殺虫剤を一切使用しない代わりにテントウムシなどの昆虫に害虫を食べさせ綿を守るほか、収穫の妨げになるという理由から通常枯薬剤を散布して強制的に落とされてしまう葉も、オーガニックコットンの場合、霜が降り自然に落ちるのを待ってはじめて収穫されます。この後の紡績行程においても、可能な限り化学的処理を避け製品化されます。
製品を使用する人だけでなく製造する人にも優しく、取り巻く環境にも優しい綿。混じりけの無いオーガニックコットンの毛布だから、赤ちゃんや肌の弱い方にも安心してお使いいただけます。
表面は生成りに裏面の茶色のオーガニックカラードコットンが額縁になるよう仕上げられています。5cm幅の額縁仕上げはその分生地を多く使うため贅沢な仕上げ方法です。縫製時に糸を丁寧に捌くことでゆがみのない美しい仕上がりになっています。
裏面はカラードコットンのナチュラルな茶色。染色は一切されていない綿そのものの色です。お好みに合わせて表裏リバーシブルでお使いください。

カラードコットンは自然の色

綿そのものに色味のあるカラードコットン。この毛布で使用した茶色の他にもグリーンや、ピンクっぽいブラウン等様々な色があります。
漂白された綿に比べるとオーガニックコットンは純白ではなく、少し黄色みがかっていることがわかります。もともと綿花は今ほどには白かったわけではなく、もっと茶色っぽい色でした。しかし、後でいろいろな色に染める時によりきれいに発色するよう長い年月をかけて品種改良を行い、白に近づけてきたのです。
その後、無農薬綿花作りの研究中に白に近づいた綿にも大昔の色の遺伝子が残っていて、なんらかの突然変異で濃い色の綿が出来ることが発見され、人工的な交配から、ブラウンとグリーンの綿花が恒常的に作られるようになりました。
これがカラードコットンのはじまりです。染色したものではなく、綿そのものの色が楽しめるようになったのです。
自然のもののため、製造のロットにより色にばらつきがありますが、それも自然の味としてお楽しみいただければと思います。

本物のオーガニックコットンの証

オーガニックコットン製品の中には、黒い色の小さな粒が入っていることがあります。時々お客様から『カビですか？ゴミですか？』と聞かれることありますが、これはカビでも汚れでもありません。綿カスと呼ばれる、乾燥した綿の葉や茎などが残ったものです。
綿カスは機械的に完全に取り除くことは難しく、通常の綿製品ではこれを見えにくくするため漂白などの処理を施します。しかし、オーガニックコットンは漂白や薬剤処理などの過剰な処理は行わないため、製品に綿カスが残り前述のように見えるのです。
漂白しないことで、綿カスだけでなく不純物や作業中の汚れなどが残っていることも目立ってしまうため、オーガニックコットンの商品は何倍も手間を掛けて仕上げることになります。綿カスは本物のオーガニックコットンの証でもあるのです。
ご使用いただきお洗濯などを繰り返されるうち少しずつ目立たなくなったり落ちたりします。