お腹が空く小説といえば・・・

最近読んだ柚木麻子さんの本を2冊ご紹介します。

その1「BUTTER」

一気に読み上げられる内容ではなく、何日かに分けて読みましたが、読み終わる頃にはいつも頭がぼーっとするくらい疲れていました。
沢山の感情や情報を頭の中に詰め込まれた気分でした。
私が読んだ本なんて数少ないですが、読み終えてこんなずっしりした気持ちになったのは初めてでした。

また、この小説にはタイトル通りバターをつかった濃い料理が頻繁にでてくるのですが、その描写がえげつないくらいリアルで美味しそう。

この本は実際にあった首都圏連続殺人事件をモチーフにしているそうです。
好き嫌いが分かれているそうですが、私はかなり面白かったです。
食や人間関係、女の心理、生きることについて考えさせられました。
そして作中に出てきたご馳走達をなんとかして食べてみたいという欲求に駆られます。
今のところは相当美味しいらしいエシレバターに興味津々です!

その2「ランチのアッコちゃん」

ドラマにもなっていたそうですが、知らなかった~!
まだ読みかけなのですが、同じ作者とは思えないくらい爽快でいい話!
そして、やっぱり食べ物の描写は素晴らしい!
普段なんでもなく食べていたものを、ゆっくり味わってみたくなる。

主人公のOLが、アッコさんと呼ばれる上司にある日ランチを1週間交換しないかと誘われて、
そこから主人公がどんどん成長して行く話。
アッコちゃんみたいな女性が近くにいれば心強いな〜。

こうしてブログを書いている今も、続きが気になって仕方ないので読書に戻ります。笑
ではまた来月〜!

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