時を超えても麗しきひと

こんにちは!片野です。

今朝は少しいつもより明るいと感じる中でもぞもぞと着替えて(・・・といってもパジャマの上に重ねて着るだけなので大したことない)
開けた窓の外を見たら朝日が昇ってくる寸前で一本の真っ赤な横線が遠くに見えた。

こうやって少しずつ日が長くなっていくのですね、と言ってたら朝の忙しい時にしみじみとしてるんじゃありません!と家人にせかされました・笑

さて、出勤する家人を駅まで送って戻った私が自分のお弁当を作り、身支度を整えながらふと思い出したことが・・・。
先日までの八重垣神社の話題に是非載せたいと探していた物の在りかを!

もう絶対ここしかないっ!!  あったぁ—!!  
(最近滅多に使わないドレッサーの引き出しにて発見。)

というわけで、せっかくみつけたので引き続き今日の話題にして、ここに日の目を見させていただきます。

ほぉ〜ら、古いけど怖くないのよぉ
包まれていた和紙はシミだらけになって数十年の歴史を感じますねー(私自身も古くナッタ)
今でも使える1枚500円のテレホンカードだよ!(使えるよね?!)

これは八重垣神社の宝物収蔵庫に納められている重要文化財の障壁画より作成されたテレカですが、左側が素盞嗚尊・右側が稲田姫命です。

神社の障壁画としては日本最古のものだそうです。
寛平五年(八百九十三年)、平安時代の宮廷画家・巨勢金岡の筆と伝えられ、天照大神、市杵嶋姫命、脚摩乳命、手摩乳命を含めて板絵三面に六神像として描かれています。
(因みに脚摩乳命、手摩乳命は稲田姫命のご両親ですよ)

落箔がこんなに激しいにもかかわらず、稲田姫命の頬のあたりのツヤツヤふっくらした美しさ!
注目に値します!
片野が心底うらやましくなるほどの描写・麗しい仕上がりの壁画です
元は本殿の3つの壁面にあった壁画を戦後に保護・保存を兼ね、永く後世に伝えるため収蔵庫に移されたとのことです。
なんせ本殿にあったものなので当時(どの時代かは不明)の人の落書きなども裏面側にあるそうですよ。
いつの世にもそんなことするやからがいたのですね、でも落書きですら歴史になるとは何ともはや・・・と思わないでもありませんが・笑

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