「っそぉっつかなぁ…」とつぶやきながら手に取ったこの本、空腹時に開いては危険です。
神戸に住み始めてウン十年、名前はもちろん知っているけれども行けていないお店のあること、あること。
本の中に数多く登場する震災でなくなってしまった名店も結構知っています。
行列のできる最先端のお店や雰囲気がお洒落なお店より
少々綺麗でなくても美味しいものがいただけてお店のご主人とおしゃべりできるようなお店が好きです。
そんなお店は「一見さんお断り」な感じがしてなかなか入りにくいものですが、一度暖簾をくぐってしまえば本当にくつろげるものです。
お店の紹介だけでなく、神戸の食文化についても記されていてなかなか勉強になります。
お店への行き方も関西独特の説明の仕方なので観光客向けのガイドブックとは言えませんが、ディープな神戸を味わいたい方はぜひ一読を!
本文に何度か登場する「燕京」はモダン寺の近くに移転しています。
たくさんあっていつも迷うメニューをいつか制覇したい宮田なのでした。